老いも若きも、ムッシュもマダムも “フルール” ♡ 特別な日だけでなく日常的に fleur(フルール=お花)のある暮らしを楽しんでいるパリジャン&パリジェンヌ。誰もが自然に取り入れる “美花力” って?
パリジェンヌにとっての「お花」は、疲れた時に飲む一杯のカフェ、ひとかけのチョコレート、毎日のワイン・ラ・ターブル(テーブルワイン)といった感覚に近いかも? 日常の中で上手に、たくさんの花を愛でている。
これはお部屋だけに限らず、街中でも同じ。レストランのテーブルにはさりげなく切り花が飾られ、店先にはドキッとするほどの鮮やかな鉢植えが彩りを添える。ついレストランの中も覗いてみたくなるような吸引力。これこそが、“美花力”!
お花屋さんはそれぞれディスプレイを工夫を凝らし、まるで “花”の ギャラリーのよう。パリの街にはまるでコンビニようにお花屋さんが点在している。
もちろん、時にはリュクスな花束を贈ったり、贈られたりすることもある。しかし、パリのムッシュ(男性)達は臆することなく、マダム(ご婦人)へ、時にはムッシュへも(笑)花を贈る。ヴァレンタインデーには、お花屋さんのレジにムッシュが列をつくり、熱気ムンムン♪ 微笑ましい風景に出会うことも。
男女問わず、友人宅にお呼ばれすれば、奥様や彼女に花束を持参することも多い。パーティや食卓に花があることは、ごく自然。日本だったら、お茶菓子を持っていく感覚に近いのかもしれない。
フル〜ル(花)は、もともと癒しのパワーをもって生まれてきたとも聞く。パリの狭いアパルトマンに花を飾り、豊かな暮らしを楽しむパリジャンやパリジェンヌたち。ちょっと見習って、“美花力”をもっと『日常美品』に取り入れたい。お友達やボーイフレンドもドキッとしてくれそうだし、日々の活力もぐっとアップするに違いない♪
cooperation & photo; meiko
*profile*
パリ在住のイラストレーター、デザイナー。
手のひらサイズのフェルトワークで高く評価され、その感性を活かしてアクセサリーやインテリア小物づくりにも取り組んでいる。
「dessin de meiko」 http://d.hatena.ne.jp/mei0606/
text;Yoshie Hattori (3jags)
2013/05/21| TAGS:
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